コラム

AI-BOX2とは|既存カメラをAI化する後付けデバイスの仕組みと導入の現実

この記事の要点

  • AI-BOX2は、既存カメラにAI機能を追加できる
  • 後付けデバイスカメラを交換せず、侵入・転倒・車両などを検知できる
  • 用途に応じてBASIC・PRO・EXTRAの3モデルから選べる
  • 導入前にONVIF/RTSPへの対応やネットワーク環境の確認が必要
  • 導入後は、検知エリアや感度を調整して誤検知を減らす

倉庫の防犯カメラが5年前のものだった、というだけで、AI導入を諦める現場がまだあります。AI-BOX2は、そのカメラにLANケーブルを1本つなぐことで、転倒検知や侵入検知といったAI機能を後付けできるデバイスです。大規模な入れ替え工事なしに、既設の映像インフラをそのまま活かせます。

AI-BOX2とは|既存カメラをAIカメラに変える後付けデバイス

AI-BOX2は、既設の防犯カメラやネットワークカメラにLAN接続するだけで、AI解析機能を追加できるエッジデバイスです。カメラ本体を交換する必要はありません。映像はカメラからAI-BOX2へ送られ、そこで人物や車両の検知、行動解析が行われます。処理結果は既存の録画システムや管理画面に通知されます。導入時に配線をやり直す必要もなく、現在の業務フローを止めずに追加できました。ある物流拠点では、10台のカメラに対して3台のAI-BOX2を配置し、侵入検知とラインクロス検知を同時に稼働させています。カメラ映像の解像度が720p以上、フレームレートが15fps以上あれば、ほとんどの既設カメラで動作しました。

  • 既設カメラにLAN接続するだけでAI機能を追加
  • カメラ本体の交換不要でコスト削減
  • 720p以上の解像度があれば既存機器で対応可能

AI-BOX2の仕組み|LAN接続でAI機能を追加する技術

AI-BOX2は、カメラから送られてくる映像ストリームをリアルタイムで解析するエッジAIです。映像はONVIFやRTSPといった標準プロトコルで取り込まれ、デバイス内のAIアルゴリズムが人物の骨格、車両の輪郭、動線を解析します。クラウドに映像を送る必要がないため、通信遅延がなく、プライバシーリスクも抑えられます。ある工場では、夜間の侵入検知をAI-BOX2で運用していますが、検知から通知までの時間は平均2秒でした。既存のレコーダーやVMSとはHTTP通知、メール、接点出力で連携できます。設定は専用のWebインターフェースから行い、検知エリアの範囲、感度、通知先を指定するだけです。ネットワーク構成によっては、AI-BOX2を拠点ごとに分散配置し、負荷を分散させる設計も可能でした。

  • ONVIF/RTSP対応で多様なカメラと接続可能
  • エッジ処理のため遅延が少なくプライバシーも保護
  • HTTP/メール/接点出力で既存システムと連携

AI-BOX2でできること|25種類の検知機能の全体像

AI-BOX2は、人物・車両の検知、行動解析、カウント機能など、計25種類のAI機能を搭載しています。代表的なものは、エリア侵入検知、ラインクロス、転倒検知、うろつき検知、滞留検知、遺留物・遺失物検知です。顔検出や車番認識にも対応しており、入退管理や駐車場管理にも使われています。さらに、人数カウント、ヒートマップ、混雑状況の可視化といったマーケティング用途の機能もあります。プライバシーマスキング機能を使えば、映像の特定エリアを自動で隠すこともできました。ある小売店では、入口のラインクロスで来客数を計測し、店内の滞留検知で混雑エリアを把握しています。360度フィッシュアイカメラやサーマルカメラにも対応しており、広角監視や夜間の体温検知も可能です。ただし、すべての機能が1台のデバイスで同時に動作するわけではなく、モデルによって利用可能な機能が異なります。

  • 侵入・転倒・うろつき・遺留物など25種類の検知機能
  • 顔検出・車番認識・人数カウント・ヒートマップにも対応
  • フィッシュアイ・サーマルカメラでも動作可能

3つのモデルの違い|BASIC・PRO・EXTRAの機能比較表

AI-BOX2には、BASIC、PRO、EXTRAの3つのモデルがあり、接続可能なカメラ台数、同時稼働できるAI機能の種類が異なります。BASICは最大8台のカメラに対応し、車両検知、人数のカウント、立ち入り禁止エリア侵入といった基本機能が使えます。小規模な店舗や事務所での導入に向いていました。PROは転倒検知、うろつき検知、滞留検知などが追加されます。複数のAI機能を同時に動かす必要がある現場で選ばれています。EXTRAは、ヒートマップ、安全装具未着用などが可能です。大規模な工場や商業施設では、EXTRAを複数台配置して負荷を分散させています。

  • BASIC:最大8台、基本検知機能のみ
  • PRO:最大8台、転倒・顔検出対応
  • EXTRA:最大8台、安全装具未着用・ヒートマップ対応

導入までの実際のフロー|必要な機器と設定の流れ

AI-BOX2の導入は、現場調査、機器選定、ネットワーク設計、設置、設定、検証の順で進みます。まず、既設カメラの解像度、フレームレート、設置角度、照明環境を確認します。カメラがONVIF/RTSPに対応しているか、ネットワークに1000BASE-T以上の帯域があるかも確認が必要でした。次に、検知したい内容に応じてモデルを選び、必要な台数を決めます。ネットワーク構成によっては、AI-BOX2専用のVLANを設けることもあります。設置後は、Webインターフェースから検知エリアを設定し、感度を調整します。最初の1週間は誤検知が多く、照明の変化や影の動きに反応していました。検知ゾーンを絞り込み、フィルタ機能を使って誤検知を減らす作業が必要です。通知先の設定、既存レコーダーとの連携確認、運用テストを経て、本稼働に入ります。導入から安定稼働までは、最短でも2週間程度を見ておく必要がありました。

  • 現場調査:解像度・フレームレート・照明環境を確認
  • 機器選定:検知内容に応じてモデルと台数を決定
  • 設定・検証:検知エリア調整と誤検知低減に2週間程度

よくある質問

Q: AI-BOX2はどんなカメラでも使えますか?

ONVIF/RTSP対応のIPカメラであれば接続可能です。解像度は720p以上、フレームレート15fps以上が推奨されます。

Q: AI-BOX2は1台で何台のカメラに対応できますか?

最大8台のカメラに対応しています。

 Q:AI-BOX2の導入にはどのくらいの複数のAI機能を同時に使えますか?がかかりますか?

現場調査から本稼働までは、最短で2週間程度です。検知エリアの調整や誤検知低減に時間がかかる場合があります。

 Q:AI-BOX2の導入にはどのくらいの期間がかかりますか?

現場調査から本稼働までは、最短で2週間程度です。検知エリアの調整や誤検知低減に時間がかかる場合があります。

Q: 複数のAI機能を同時に使えますか?

モデルによって同時稼働できる機能数が異なります。PROとEXTRAでは複数機能の同時稼働が可能です。

まとめ

AI-BOX2は、既設カメラにLAN接続してAI機能を追加するエッジデバイスです。ONVIF/RTSP対応カメラであれば、カメラ本体を交換せずに、侵入検知、転倒検知、顔検出など25種類の機能が使えます。BASIC/PRO/EXTRAの3モデルがあり、機能が異なります。導入には現場調査、機器選定、設定、検証が必要で、安定稼働までには最短で2週間程度を見ておく必要がありました。

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ここまで記事をご覧いただき、ありがとうございます。既存カメラのAI化やAI-BOX2の導入をご検討中の方は、接続可否や設置方法についてお気軽にお問い合わせください。